2011年9月30日金曜日

お初 灯油釜RF

我が家には、家を新築した際に、私の彫刻の作業場と共に、母の趣味
の陶芸の窯を設置したのですが、母がこの陶芸窯をほとんど使用している
のを見たことがなく、場所をとる家具のような存在になりつつありました。

当初は、私も陶芸に興味が無かったし、まぁ、そのうちやってみようか
程度でしたが、5年ほど前から真面目に取り組み始め、少しずつ
ですが、上達してきました。そうなると、自分で釉薬や窯をいじれるよう
にならないといかんなぁと思うようになりました。

丁度、お師匠さんの所の電気釜が悲鳴を上げているし、早く完成させないと
いけない大事な作品もあるようなので、この際、家の灯油窯の
使い方をご指導頂こうと、お師匠さんに月末の貴重なお休みの時間を割いて
来ていただきました。

今回は、還元焼成(RF) という方法で焚きます。窯の中を一時不完全燃焼に
して、釉薬の色を変化させます。
一般の陶芸窯の種類には電気、ガス、灯油がありますが、灯油は一番
薪窯に近い風合いが出るということで、期待が膨らみます。

お師匠さんの長年の経験から、温度の調整をしていきました。とにかく、焦らないこと。
ゆっくり、じっくり時間を掛けて・・・