今回は手捻りの作品ばかりになりました。
手捻りは結構時間が掛かるので、少し時間に余裕がある
今がつくり時です。
では、今回の作品の一部をご紹介します。
象が乗っている蓋物。手のひらサイズです。
半磁土にグレーの化粧を掻き落としたカップです。
半磁土は扱いが難しい土です。手捻りは特にやり難いです。
これも半磁土に黄色の化粧を掻き落とした手捻りの作品です。
内側は透明釉、外側は白マット釉を掛けたので、同じ白地でも
質感が違います。
陶芸をはじめたきっかけの一つに、電動ろくろに乗せた粘土が瞬時で
カップや皿に変化する瞬間の美とでも言うのでしょうか?こんなやり方
もあるんだと衝撃を受けたという事があります。
わたしが長年やっている彫刻は、とても時間を掛けてつくるので、瞬く間に
かたちが出来てしまうなんて、こんな世界もあるのかと目からうろこでした。
(この事、以前も書いた気が・・・)
時間を掛けてつくる彫刻と瞬時に出来る陶芸と並行して制作したら
何か面白いことが出来るかもと思っていたのですが、結局時間の掛かる
手捻りがわたしには合っているようです。
木彫(もくちょう)ばかりやってきましたが、陶芸の技術を生かした
彫刻もつくりたいなぁと思っています。
たぶんこれも時間が掛るんだろうなぁ・・・